「アライクリニック版　知ってて得する豆知識」Ｎｏ．６

インフルエンザについて

１． インフルエンザの特徴

・ 何種類かあるインフルエンザウイルスによって引き起こされます。

・ 咳やくしゃみなどの飛沫によってウイルスが散布され、それを吸い込むことによって伝染します。（かなり強い伝染力をもっています）

・ 流行する時期は、12月から3月頃が多くなっています。

 

２． 症状

・ 急激な発熱、頭痛、筋肉痛、全身のだるさなどから始まります。

・ 発熱は、39～40度の高熱のことが多く、2～3日持続しますが、長くても5日以内で熱は下がります。

・ 他に、吐き気、腹痛、下痢などもみられることがあります。

＊ いったん解熱した後に再び発熱し、咳が強くなったり、呼吸困難を起こすようなことがある時は、肺炎の合併が考えられます。

 

３． 日常生活での注意点

1）インフルエンザが流行している時は、人込みを避けましょう。

2）外出時には、他の人からうつされない為にもマスクをしましょう。

3）外から帰宅した時には、うがい、手洗いを十分にしましょう。

4）室内の暖房時には、湿度に注意し乾燥し過ぎないようにするとともに、換気を適度に行いましょう。

 

４． かかった時の注意点

1）安静が第一です。保温、保湿を守り身体を冷やさないようにしましょう。

2）消化がよく栄養のある食事を心掛けましょう。

3）発汗、発熱で水分が失われる為、水分補給を十分行いましょう。

★ インフルエンザの予防には、ワクチンの接種があります。10～11月中に接種するほど有効です。特に高齢者や呼吸器疾患、心疾患などの基礎疾患を持っている人は、重症化しやすいので予防接種をお勧めします。

 

2000.11