「アライクリニック版　知ってて得する豆知識」No.12

くしゃみ・せき・たんについて

 

１． 「くしゃみ」とは

急に冷たい空気を吸い込んだり、ウイルスや細菌などが侵入すると鼻粘膜が刺激されて起こります。

これは、侵入した異物を取り去ろうと反射的に起こる生体の防御反応です。

 

２． 「せき」とは

＜せきの起こるしくみ＞

気道の線毛運動などによって、分泌物や異物が除かれない時などに、「せき」が起こります。

せきは、風速何百ｍにも及ぶジェット気流で、異物を「たん」として強制的に掃き出してしまおうという防御反射の１つです。

・気管内では、秒速200～300ｍ ・口のすぐ外では秒速40ｍの台風なみ

 

＜せきの種類＞

・「たん」の出ない乾性せき（からせき）

・「たん」を伴う湿性せき（湿ったせき） 強いせきは、１回約２カロリーほど消費し、１分間に１回の割合で10時間も続くと約1,200カロリーとなり、体を消耗させる原因にもなります。

 

３．「たん」とは

気道粘液の分泌は、かぜなどの症状が進むにつれて活発になります。

その結果、気道に侵入した異物は「たん」として排除されます。

初めは水様の液体ですが、次第に粘調度を増してきます。

 

４． 日常生活での注意点

・「くしゃみ」や「せき」がひどい場合には、人込みを避けマスクをしましょう。

・「たん」が出たり切れの悪い時は、普段よりも水分を多めに摂るようにしましょう。

 

2001.04